[令和三年度補正予算案] 12月20日、補正予算成立 過去最大規模 コロナ影響への支援策など 自公以外は反対

[令和三年度補正予算案] 12月20日、補正予算成立 過去最大規模 コロナ影響への支援策など 自公以外は反対

今年度の補正予算成立 過去最大規模 コロナ影響への支援策など
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211220/k10013395661000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_006


2021年12月20日のNHKニュースより転載

新型コロナウイルスの影響を受けた人などへの支援策が盛り込まれた過去最大となる今年度の補正予算は参議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党などの賛成多数で成立しました。

一般会計の総額が35兆9800億円余りと補正予算としては過去最大となる今年度の補正予算案は20日、参議院予算委員会で与党側の賛成多数で可決されました。

これを受けて20日夕方、参議院本会議が開かれ、討論で
▽自民党は「感染を収束へと確実に向かわせ平穏な国民生活を取り戻す。さらにコロナ後の未来社会を構築する歩みを進めるためには先に決定された緊急経済対策をスピード感を持って実施していくことが何より重要で、その裏付けとなる補正予算案の早期成立が不可欠だ」と述べました。

▽立憲民主党は「国土交通省の『建設工事受注動態統計』はGDP=国内総生産の算出根拠にも使われ予算編成にもかかわる国の基幹統計の1つだ。二重計上され数値が水増しされた事実は看過できない。GDPに影響を与えたとすれば国会議論の前提が崩れる非常に深刻な事態だ」と述べました。

そして採決が行われた結果、自民・公明両党などの賛成多数で可決・成立しました。

補正予算には
▽18歳以下への10万円相当の給付として今年度の予備費を充てる分とは別に1兆2162億円を盛り込んでいるのをはじめ
▽売り上げが大きく減った事業者に最大250万円を支援する費用として2兆8032億円を計上しています。

また
▽経済安全保障の強化に向けて半導体の製造拠点の国内整備を促すための基金に6170億円
▽看護や介護などの現場で働く人の収入の引き上げに2600億円を盛り込んでいます。

官房副長官「迅速かつ適切な執行に取り組みたい」

木原官房副長官は記者会見で「盛り込まれた施策を国民にスピード感を持ってお届けしコロナ禍で傷んだ経済を立て直すとともに、社会経済活動の再開を図り『新しい資本主義』を起動させていくという観点からも迅速かつ適切な執行に取り組みたい」と述べました。

立民 泉代表「岸田首相の『聞く力』 国民のためと言えず」

立憲民主党の泉代表は党の執行役員会で「18歳以下への10万円相当の給付については、われわれの指摘によって一定の方針転換を勝ち取ることができた。岸田総理大臣の『聞く力』は国民のためになっているとは言えず、われわれはそれ以上の『聞く力』を持って国民の声をいち早く国会に伝え、政権担当能力をしっかりと磨いていきたい」と述べました。

公明 山口代表「一刻も早く執行」

公明党の山口代表は記者団に対し「新型コロナで影響を受けた生活困窮者や学生への支援、ワクチンの3回目の接種を無料でできるようにする費用などコロナ対応を中心に緊急性の高いものだ。一刻も早く執行して必要な方々に届くよう全力を挙げていきたい」と述べました。



参議院インターネット審議中継
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php

2021年12月20日
本会議
約1時間22分

案件

元議員矢田部理君逝去につき哀悼の件
国家公務員等の任命に関する件
令和三年度一般会計補正予算(第1号)(閣予第1号)
令和三年度特別会計補正予算(特第1号)(閣予第2号)
令和三年度子育て世帯等臨時特別給付金に係る差押禁止等に関する法律案(衆第7号)
地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案(閣法第1号)
特定高度情報通信技術活用システムの開発供給及び導入の促進に関する法律及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構法の一部を改正する法律案(閣法第2号)
国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案(衆第8号)
情報監視審査会の調査及び審査の報告

発言者一覧

山東昭子(参議院議長)
山本順三(予算委員長)
石垣のりこ(立憲民主・社民)
こやり隆史(自由民主党・国民の声)
田村まみ(国民民主党・新緑風会)
石井苗子(日本維新の会)
山添拓(日本共産党)
徳茂雅之(内閣委員長)
平木大作(総務委員長)
石橋通宏(経済産業委員長)
福岡資麿(議院運営委員長)


山本順三(予算委員長)・令和三年度補正予算案.PNG

令和三年度補正予算案・成立.PNG



12月20日、参院本会議。
令和三年度一般会計補正予算(第1号)(閣予第1号)、令和三年度特別会計補正予算(特第1号)(閣予第2号)を議題とした。
山本順三(予算委員長)の報告は可決。
討論を行った。
立憲民主党の石垣のりこ氏、国民民主党の田村まみ氏、日本維新の会の石井苗子氏、共産党の山添拓氏が反対討論を行った。
自民党のこやり隆史氏が賛成討論を行った。
討論を終局して、採決を行ったところ、自公の賛成多数で可決した。
令和三年度補正予算が成立した。




参考

[令和三年度補正予算案] 12月15日、補正予算案が衆院通過 10万円給付盛り込む 自公以外反対
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/484838789.html

この記事へのコメント