輸入小麦の政府売渡価格決定 過去2番目の高さ(TBSニュース2022年3月9日)

輸入小麦の政府売渡価格決定 過去2番目の高さ(TBSニュース2022年3月9日)

輸入小麦の政府売渡価格決定 過去2番目の高さ
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6006664.htm?1646824478960


2022年3月9日のTBSニュースより転載

きょう、輸入小麦の政府売渡価格が発表されました。ウクライナ情勢による供給への懸念などで、過去2番目の高値となりました。

小麦は主要な食料であることから、安定的な供給と価格を維持するため、政府がまとめて買い付け、製粉会社に売り渡す仕組みがあります。

きょう、農水省が発表した輸入小麦の政府売渡価格は、2022年4月期で1トンあたり72530円となりました。これは、前の期に比べて17.3%増え、過去2番目の高値となります。アメリカやカナダなど主な産地で不作となったこと、ウクライナ情勢による供給への懸念などで国際価格が上昇したことが主な要因です。

輸入小麦はパンやカップ麺などさまざまな食品に使われていて、今後、値上げにつながる可能性があります。


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今日、輸入小麦の政府売渡価格が発表された。
ウクライナ情勢による供給への懸念などで、過去2番目の高値となった。
今日、農水省が発表した輸入小麦の政府売渡価格は、2022年4月期で1トンあたり72530円となった。
これは、前の期に比べて17.3%増え、過去2番目の高値となる。

輸入小麦の政府売渡価格の改定について
https://www.maff.go.jp/j/press/nousan/boeki/220309.html

2022年3月9日の農林水産省HPより。

「農林水産省は、「主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(平成6年法律第113号)第42条第2項」に基づき売り渡す輸入小麦の令和4年4月期の政府売渡価格を決定しました。

輸入小麦の直近6ヶ月間(令和3年9月第2週~令和4年3月第1週)の平均買付価格は、(1)昨年夏の高温・乾燥による米国、カナダ産小麦の不作の影響が大きく、9月以降も小麦の国際価格が高水準で推移したこと、(2)米国、カナダ、豪州の日本向け産地における品質低下等により、日本が求める高品質小麦の調達価格帯が上昇したこと、(3)ロシアの輸出規制、ウクライナ情勢等の供給懸念も、小麦の国際価格の上昇につながったことから、前期に比べ上昇しました。
この結果、令和4年4月期(令和4年4月~)の輸入小麦の政府売渡価格は、直近6か月間の平均買付価格を基に算定すると、5銘柄加重平均(税込価格)で72,530円/トン、令和3年10月期と比べて17.3%の引上げとなります。
なお、日米貿易協定及びTPP11協定に基づき、米国・カナダ・豪州産小麦については、マークアッ プの引下げが適用されています。」

パンやカップ麺など、影響が出そうですね。

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