ロシア “北方四島周辺の「安全操業」協定の履行停止”発表(NHKニュース2022年6月8日)
ロシア “北方四島周辺の「安全操業」協定の履行停止”発表(NHKニュース2022年6月8日)
ロシア “北方四島周辺の「安全操業」協定の履行停止”発表
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220608/7000047297.html
2022年6月8日のNHKニュースより転載
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に、北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表しました。日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。
北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、ロシア当局による拿捕などを避けるため、1998年に結ばれた日ロ両政府間の協定に基づき、期間や漁獲量、協力金などを毎年、交渉で決めたうえで行われています。
これについてロシア外務省のザハロワ報道官は7日、声明を発表し「日本政府は、この協定が機能するために不可欠な、サハリン州に対する無償の技術支援の提供に関する文書への署名を遅らせ、協定に基づく支払いを『凍結』する方針をとった」などと一方的に非難しました。
そして「日本側がすべての財政的な義務を果たすまで1998年の協定の履行を停止する決定を下さざるをえない」と通告しました。
安全操業は、例年、スケソウダラやホッケ、それにタコなどが漁の対象となってきました。
ウクライナへの軍事侵攻のあと、ロシア政府は、ロシアに対して制裁措置をとる「非友好的な国と地域」に日本を含め、3月には、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を中断する意向を表明しました。
安全操業をめぐる今回の発表が、日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。
外務省は、NHKの取材に対し「ロシアが、サハリン州との協力事業を、協定実施の前提条件であるかのようにして一方的に協定の履行の停止を発表したことは遺憾だ。政府としては、引き続き協定のもとで日本側が操業を行えるようロシア側と協議を行っていく考えだ」としています。
【根室市の漁業者は】
安全操業のタコ漁を行う漁業者が所属している根室市の落石漁協の庄林満組合長は「ことしは安全操業がどうなっていくか、簡単には決まらないのではないかとは思っていた。漁ができなければ水揚げの減少にもつながるので漁業者も落胆すると思う。とにかく政府とロシアの交渉を見守っていくしかない」と話していました。
ことしの安全操業のタコ漁には、根室市の落石漁協から4隻、根室漁協と歯舞漁協からそれぞれ2隻の、合わせて8隻が出漁を予定しています。
【羅臼町の漁業者は】
ことし1月から3月にかけての安全操業で、北方領土の国後島周辺でスケソウダラの刺し網漁に参加した道羅臼町の漁業者は「もう少し詳しいことが分かれば、言えることがあるかもしれないが、今は何も言えません」と戸惑った様子で話していました。
安全操業でホッケ漁をしている羅臼町の別の漁業者はNHKの取材に対し、「貝殻島周辺のコンブ漁の日ロ交渉が妥結したのでもしかしたら大丈夫かもと思ったが、やはりだめだった。漁に行けるなら行きたかった。代わりに羅臼側の海で漁をするにしても使う資材が安全操業とは異なるので準備をしなければならない」と話していました。
【道は】
道漁業管理課は、「詳細について情報収集を進めており、事実関係を確認したうえで今後の対応を検討したい」としています。
ロシア外務省のザハロワ報道官
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に、北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表した。
日ロ関係の一段の悪化につながりそう。
北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、ロシア当局による拿捕などを避けるため、1998年に結ばれた日ロ両政府間の協定に基づき、期間や漁獲量、協力金などを毎年、交渉で決めたうえで行われている。
これについてロシア外務省のザハロワ報道官は7日、声明を発表し「日本政府は、この協定が機能するために不可欠な、サハリン州に対する無償の技術支援の提供に関する文書への署名を遅らせ、協定に基づく支払いを『凍結』する方針をとった」などと一方的に非難した。
そして「日本側がすべての財政的な義務を果たすまで1998年の協定の履行を停止する決定を下さざるをえない」と通告した。
サケマス漁日ロ交渉「漁業者が受け入れ可能な条件確保を」農相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486403274.html
関連です。
ロシアに対して制裁措置をとる「非友好的な国と地域」に日本が含まれているので、仕方ない。
日本のロシアに対する制裁は酷過ぎる。
ロシアは無差別攻撃をしていない。
ウクライナを攻撃しているのはウクライナ軍ですよ。
関連リンクをご覧ください。
関連
ロシア大使 平和記念式典招待されず「恥ずべき措置だ」と反発(NHKニュース2022年5月26日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/488389470.html
ドネツク州のダムをウクライナ人武装戦闘員らが爆破、決壊(スプートニク日本2022年4月12日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486478790.html
ウクライナ兵が、マリウポリでの民間人殺害を自供(Pars Today 2022年4月10日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486384504.html
虐殺は「自作自演のでっち上げ」民間人の死者は「ウクライナ政府の無責任な政策の犠牲者」駐日ロシア大使が語った“認識”(TBSニュース2022年4月10日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486376987.html
「ブーチャで起こったことについての真実は、近いうちに明らかになる」=露国連大使(スプートニク日本2022年4月5日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486313709.html
マリウポリ 中心街の劇場をウクライナ民族主義者らが地雷で爆破(スプートニク日本2022年3月17日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486052410.html
ウクライナ軍による白リン弾、クラスター爆弾の使用を確認=露国連大使(スプートニク日本2022年3月15日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486041708.html
[駐日ロシア連邦大使館Facebook] 3月16日、ラブロフ外相「戦争を終わらせる、これこそが我々の取り組んでいることである。」
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486037360.html
ロシア軍ではなくウクライナ軍が砲撃をしている。フランス人ジャーナリスト アンヌ=ロール・ボネルのスク-プ
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/485968127.html
プーチン大統領 中東からドンバスに1万6000人の義勇兵派遣を承認(スプートニク日本2022年3月11日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/485966370.html
ロシア “北方四島周辺の「安全操業」協定の履行停止”発表
https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220608/7000047297.html
2022年6月8日のNHKニュースより転載
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に、北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表しました。日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。
北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、ロシア当局による拿捕などを避けるため、1998年に結ばれた日ロ両政府間の協定に基づき、期間や漁獲量、協力金などを毎年、交渉で決めたうえで行われています。
これについてロシア外務省のザハロワ報道官は7日、声明を発表し「日本政府は、この協定が機能するために不可欠な、サハリン州に対する無償の技術支援の提供に関する文書への署名を遅らせ、協定に基づく支払いを『凍結』する方針をとった」などと一方的に非難しました。
そして「日本側がすべての財政的な義務を果たすまで1998年の協定の履行を停止する決定を下さざるをえない」と通告しました。
安全操業は、例年、スケソウダラやホッケ、それにタコなどが漁の対象となってきました。
ウクライナへの軍事侵攻のあと、ロシア政府は、ロシアに対して制裁措置をとる「非友好的な国と地域」に日本を含め、3月には、北方領土問題を含む日本との平和条約交渉を中断する意向を表明しました。
安全操業をめぐる今回の発表が、日ロ関係の一段の悪化につながりそうです。
外務省は、NHKの取材に対し「ロシアが、サハリン州との協力事業を、協定実施の前提条件であるかのようにして一方的に協定の履行の停止を発表したことは遺憾だ。政府としては、引き続き協定のもとで日本側が操業を行えるようロシア側と協議を行っていく考えだ」としています。
【根室市の漁業者は】
安全操業のタコ漁を行う漁業者が所属している根室市の落石漁協の庄林満組合長は「ことしは安全操業がどうなっていくか、簡単には決まらないのではないかとは思っていた。漁ができなければ水揚げの減少にもつながるので漁業者も落胆すると思う。とにかく政府とロシアの交渉を見守っていくしかない」と話していました。
ことしの安全操業のタコ漁には、根室市の落石漁協から4隻、根室漁協と歯舞漁協からそれぞれ2隻の、合わせて8隻が出漁を予定しています。
【羅臼町の漁業者は】
ことし1月から3月にかけての安全操業で、北方領土の国後島周辺でスケソウダラの刺し網漁に参加した道羅臼町の漁業者は「もう少し詳しいことが分かれば、言えることがあるかもしれないが、今は何も言えません」と戸惑った様子で話していました。
安全操業でホッケ漁をしている羅臼町の別の漁業者はNHKの取材に対し、「貝殻島周辺のコンブ漁の日ロ交渉が妥結したのでもしかしたら大丈夫かもと思ったが、やはりだめだった。漁に行けるなら行きたかった。代わりに羅臼側の海で漁をするにしても使う資材が安全操業とは異なるので準備をしなければならない」と話していました。
【道は】
道漁業管理課は、「詳細について情報収集を進めており、事実関係を確認したうえで今後の対応を検討したい」としています。
ロシア外務省のザハロワ報道官
ロシアの外務省は7日、日本の漁船に、北方四島周辺でのいわゆる「安全操業」を認める協定の履行を停止すると発表した。
日ロ関係の一段の悪化につながりそう。
北方四島の周辺海域で行われる「安全操業」は、ロシア当局による拿捕などを避けるため、1998年に結ばれた日ロ両政府間の協定に基づき、期間や漁獲量、協力金などを毎年、交渉で決めたうえで行われている。
これについてロシア外務省のザハロワ報道官は7日、声明を発表し「日本政府は、この協定が機能するために不可欠な、サハリン州に対する無償の技術支援の提供に関する文書への署名を遅らせ、協定に基づく支払いを『凍結』する方針をとった」などと一方的に非難した。
そして「日本側がすべての財政的な義務を果たすまで1998年の協定の履行を停止する決定を下さざるをえない」と通告した。
サケマス漁日ロ交渉「漁業者が受け入れ可能な条件確保を」農相
http://hazukinoblog.seesaa.net/article/486403274.html
関連です。
ロシアに対して制裁措置をとる「非友好的な国と地域」に日本が含まれているので、仕方ない。
日本のロシアに対する制裁は酷過ぎる。
ロシアは無差別攻撃をしていない。
ウクライナを攻撃しているのはウクライナ軍ですよ。
関連リンクをご覧ください。
関連
ロシア大使 平和記念式典招待されず「恥ずべき措置だ」と反発(NHKニュース2022年5月26日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/488389470.html
ドネツク州のダムをウクライナ人武装戦闘員らが爆破、決壊(スプートニク日本2022年4月12日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486478790.html
ウクライナ兵が、マリウポリでの民間人殺害を自供(Pars Today 2022年4月10日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486384504.html
虐殺は「自作自演のでっち上げ」民間人の死者は「ウクライナ政府の無責任な政策の犠牲者」駐日ロシア大使が語った“認識”(TBSニュース2022年4月10日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486376987.html
「ブーチャで起こったことについての真実は、近いうちに明らかになる」=露国連大使(スプートニク日本2022年4月5日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486313709.html
マリウポリ 中心街の劇場をウクライナ民族主義者らが地雷で爆破(スプートニク日本2022年3月17日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486052410.html
ウクライナ軍による白リン弾、クラスター爆弾の使用を確認=露国連大使(スプートニク日本2022年3月15日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486041708.html
[駐日ロシア連邦大使館Facebook] 3月16日、ラブロフ外相「戦争を終わらせる、これこそが我々の取り組んでいることである。」
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/486037360.html
ロシア軍ではなくウクライナ軍が砲撃をしている。フランス人ジャーナリスト アンヌ=ロール・ボネルのスク-プ
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/485968127.html
プーチン大統領 中東からドンバスに1万6000人の義勇兵派遣を承認(スプートニク日本2022年3月11日)
https://hazukinoblog02.seesaa.net/article/485966370.html
この記事へのコメント